シズコさん/佐野洋子
2008年 06月 11日
こないだ、BSの本の番組を夜中の再放送ではなく、朝の本放送を初めて見た。
「いつも夜中にしかやってないと思ったら、こんな早くに再放送しているんだね」って息子に言ったら、「それって、逆じゃね?」
はい、そのとおりです。
その、おすすめの一冊で紹介されたのが「シズコさん」。
たまたま、「覚えていない」を読んだばっかだったので、今回はちゃんと本屋で新刊を買う。
前半で号泣という、噂の凄まじい母娘の格闘記は、私にとっては、実は泣けない。
だって、自分のことと微妙にずれてかぶるから。
私の母は特養ホームにいるし、4人部屋だけど、なかなかきれいで広くて悪くない感じだし、私は少なくとも自分の母を捨てたと、ホームにいることをもって思っていないし。
母への思いって言うのは、私は少し違う。たぶん、それは境遇の違いと年齢の違い。
しかし、壮絶な母である。そして、呆けてかわいい母である。
こういうのを読むと、実は人間は最初に戻ると、残虐でもないのかなと救われる思いだ。
寝る前に読む本として、ここ数日お世話になっている。
あと数日お世話になります。
「いつも夜中にしかやってないと思ったら、こんな早くに再放送しているんだね」って息子に言ったら、「それって、逆じゃね?」
はい、そのとおりです。
その、おすすめの一冊で紹介されたのが「シズコさん」。
たまたま、「覚えていない」を読んだばっかだったので、今回はちゃんと本屋で新刊を買う。
前半で号泣という、噂の凄まじい母娘の格闘記は、私にとっては、実は泣けない。
だって、自分のことと微妙にずれてかぶるから。
私の母は特養ホームにいるし、4人部屋だけど、なかなかきれいで広くて悪くない感じだし、私は少なくとも自分の母を捨てたと、ホームにいることをもって思っていないし。
母への思いって言うのは、私は少し違う。たぶん、それは境遇の違いと年齢の違い。
しかし、壮絶な母である。そして、呆けてかわいい母である。
こういうのを読むと、実は人間は最初に戻ると、残虐でもないのかなと救われる思いだ。
寝る前に読む本として、ここ数日お世話になっている。
あと数日お世話になります。
by shes_inn
| 2008-06-11 23:19
| 本