好奇心の発露


by shes_inn
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渡辺睦樹 HAKUJU HALL

エレクトーン1台で、自らの音楽世界を表現する演奏家・渡辺睦樹。
今回は、先頃リリースした『イースの伝説』のアルバム発売記念。したがって、そのアルバムからの曲を中心に。
フランスもの、ラヴェル、ドビュッシー、フォーレで1部の6曲。どの曲も有名曲で、ある意味それだけいろいろな演奏をみんなが聴いているということでもある。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」美しく悲しい、「月の光」夢の中で見るおぼろ月のようなえもいわれぬ美しさ、「パヴァーヌ」この緻密な演奏は独奏としての極み、「夢のあとに」意外にも骨太な演奏で過ぎ去りし日々の濃厚さが薫る、「メヌエット」ていねいに育てた女の子のよう、「妖精の国」明るさに前向きにさせられる1部の終わりにふさわしい演奏。
まあ、いい加減に言っているけど、楽しかったってことです。
2部は、シャツ姿でちょっとラフに登場、「弦楽セレナード」の熱演に会場は熱のこもる拍手。指が動き回るのが弾きたかったそう。無言歌集より「春の歌」と「スワニー河」のストレートでシンプル、心のこもる演奏も聴いていてホッとする楽しさ。
ここからが、クライマックス。
オリジナルの「リバース」は、決して音色がそうなわけではないのだけれど、弾き始めたときから吹奏楽の雰囲気がして、とても素敵な曲。(今日聴きに来ていた画家のTくんは、この曲が大のお気に入りだったそうだ)
そして、「沈める寺」素晴らしいスケールで、高い天井の上のほうまで響き渡るような、伝説のカテドラルにいるような気持ちになる熱演。このアレンジは、どんどんバージョンアップしている。
アンコールはもうひとりのフランスの作曲家・サティのおなじみ「ジムノペディ1番」。あのテンポとあのすこおしくぐもった感じが渡辺睦樹だ。
素敵でした。
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by shes_inn | 2007-07-11 00:28 | ライヴ