好奇心の発露


by shes_inn
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読了。

なんだろう、この人の作品は、読みはじめてすぐに様子がわかるものではない。だから、焦ってしまうのだ。
先へ先へ進みながらも、戻って戻って戻ってゆくような感覚。

読み進めてしばらくしてから、この時代背景を確認し、そしゃくを試みる。

そういうふうに読んでいって、読み終わってから、自然と反芻している自分がいる。
「わたしを離さないで」がその典型で、いつも、どこかで今でも反芻している自分がいる。わからない、わからない、わからないから。つまり、自分の立ち位置をどうすればいいかがわからない。

この作品は、時代がまさに第2次世界対戦前夜から、その時代を挟み、戦後まで。
少年から終の住処を考える歳までの長い、何部かに分けられた、モノローグなのだ。
第一人称で書いているのだ。しかも、主人公(第一人称の自分)は、あなた、探偵ですよお(ため息)。自分だけがわかっているけど、読み手にはわからないことを平気で書き、進めてゆくのだからたまりません。

たぶんに、日本人では理解しがたい、イギリス気風が満ちているので、この作家が日本人であるとは到底思えないのだが、だからといって、イギリス人そのものでもない。それが浮き上がり、最後に、主人公が白人のイギリス人でありながら、自分の故郷が上海であると思っている部分から、終の住処として母国を認めるまでに至る。

こういう奥深い作風は、私は基本的に苦手だ。だって、バカだから。わかりやすくて、勧善懲悪で、人間っぽくて人情もろいのがいいはずなの。なのに、いろいろなことを示唆しながらも決めつけることはなく、読み手にゆだねる。どうしたらいいのさ?

しかし、この人の作品といい、ジュンパ・ラヒリといった作者の作品には、どうして引かれるんだろうか? そう、金城一紀もそうだな。

さて、次は、順番で、「充たされざる者」になるか。
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by shes_inn | 2009-07-28 21:55 |

山田辰夫 

辰クンが亡くなった。

ネットでそれを知るなんて・・・。

早いだろう。早過ぎるだろうよ。

今日葬儀だったそうだ。

なんだか、リアルじゃない。全然信じられない。こういう感覚は初めてだ。

夫は、煙草を吸っている。

もう、辰クンは荼毘に付されているのだろう。

山田辰夫さん ご冥福をお祈りします。

合掌
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by shes_inn | 2009-07-27 23:39 | 出来事

オルガンジャズ

今日のライブはオルガンジャズ


佐々木昭雄トリオ

佐々木さんは、若いのを引き連れて60歳くらいになったら、かるうくやるのが夢だったのですって!

夢は叶ったけど、必死だっていうのは計算外。負けたくない、で、1曲めでぜーぜー(笑)

いやしかし、今晩は最後のオレオ、最高でした。

気持ちよかった~
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by shes_inn | 2009-07-26 22:27

隅田川花火大会

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始まりました!

 
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by shes_inn | 2009-07-25 19:30

みんなでバーベキュー!

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楽しい!
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by shes_inn | 2009-07-19 16:16 | 出来事

見た映画 まとめて感想

やはり、ウルムチの現状を見るに、「ルワンダの涙」を語らずには、いられません。

この手の虐殺ドラマは、辛いので、避けて通りたいのですが、そうはいかない気分で、休日の昼間に観ました。

辛かったです。
やはり、民族間の紛争は、容赦がありません。
日本だって、国内にはアイヌの問題とか、あるにはありますし、戦争を考えると、朝鮮半島や満州国、南京といくらでも掘り返せばあるのでしょうが、掘り返せばなのではないかと感じています。
反論はもちろんありましょうが・・。

そういうレベルを遥かに超えているのが、ルワンダで起こったこと。

しかも、白人の(いわば、民族紛争についての門外漢)がからむことで、それがもっと大きな問題として迫ってくる。
しかも事実であり、ここで起きたことが、例えばスーダンだったり、ウルムチだったりにも同じものを見る。

なかでも、BBCの女性記者が、「このルワンダで、見る死体には、何も感じない。ボスニアではあんなに感じたことが。白人でないから・・・」というようなことを言っていて、なんだか、的を射ていて怖かった。映画をテレビの画面で見ていて、同じようなことを感じないかと言われたら、NO!とは言えない。

あのむごたらしい死体の(映画ですが)連なる映像が、見られるだけでも私にしては、そんな感じ。どうなの、自分。

理解を超える民族間の感情と、宗教観の違い。

せめて、ウルムチでの被害がこれ以上広がらないことを祈るだけだ。


続いては、クワイエットルームへようこそ

これは、ある意味プリミティブな民族紛争の時代を終え、人間一人一人が目の前の人生を見失うと言う、人間ってほんとうに、バカ! な現実をコミカルに描く。
内田有紀が、吐瀉物のついた髪の毛で大分長く映っているだけで、がんばったな!と思います。

非常に、わかりやすく、壊れていく自分を、思い出すことで自分を取り戻してゆくのが面白かった。

でも、自分が冷静にわかるなんて、あるのでしょうか?
振り返ると思いっきり恥ずかしくていられないような自分の過去、過ぎてからだから見えることって多いもんなあ、最近。忘れているんだってことを思い出すのだって、一歩前進。
病むということこそ、忘れていることに関連しているんですねえ。

その狂気はめちゃくちゃ身近にあります。


さて、旅立ちの時

これは、私が大好きだった、リバー・フェニックスの少年の美しさ満開。大好きな映画です。
久しぶりに観たけど、最初に受けた印象より薄い印象でもあり、歳とったのかしら?
覚えていたシーンも逆だったり。でも、やはりいい映画です。
両親が過去に犯したテロの罪を背負い、逃げ回る家族。子どもたちは両親を愛し、信じ、ついてゆく健気な姿。
テロを起こし、逃げ、行方知らずだった娘に会う、父親の涙、家族って・・・。
余分なシーンもなく、とてもいい映画だと思います。

デトロイト・メタル・シティ

いやー、松山ケンイチの独壇場です。しかも、松雪泰子の怪演(爆)。
カジヒデキが自虐的な使われ方をしながらも、クオリティを保っていて、がんばれ!です。
楽しかったです。
宮崎美子の在り方がちょっと臭すぎですけどね。今時、どんな田舎でもあんな母さんいませんって。
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by shes_inn | 2009-07-15 22:44 | 映画
先週の金曜日に行ってきました。東京ドーム。

もう、これが最後だそうで(これはリアルにそうだろうなと思った)、彼らも楽しそうでした。

だいたい、音楽性が相当違うこのふたり、「旧友〜Old Friend」で始まり、ふたりの幼い頃の写真がプロローグというあざとい手を使うわけだが、そういうのがまあ、似合う。少なくともガーファンクルには。

演奏は、ほぼ原曲通りのアレンジによる、すべて脳みそに刻み込まれたあのサウンドであの歌だ(といっても残念ながら、声はそれなりに、往時のそれではない。とくにガーファンクルは)。

なんか、実に自分がよく聴いていたのだったのだなあと、思わされた。そんな大ファンというつもりはなかったのだけれど、たしかに、ベスト盤(箱に入った何枚組かの)を買って、かなり何回も何回も聴いている。だって、高校生くらいだったもの、聴くでしょう。脳みそにも刻まれているでしょう。

アンコールは、そういえば歌ってなかった「サウンド・オブ・サイレンス」から「ボクサー」、そのあとの「木の葉は緑/Leaves That Are Green」これがねえ、私はきましたね。

  I was twenty-one years when I wrote this song
  I'm twenty-two now but I won't be for long
  Time hurries on
  And the leaves that are green turn to brown
  
「旧友」に始まって、この歌。そうだね、この歌詞ではたった1年のことを書いているわけだけど、私があんなに夢中で聴いたあのころ、50歳を過ぎて、彼らのコンサートに来ているなんて、まったく考えもしなかった。確かに、緑から茶に変わっているのは、彼らもそして私も。
なんか、いきなり感傷的になり、涙してしまったわけでして・・・。

最後は、ハルちゃんがぜったいこれだと言っていた「いとしのセシリア」。盛り上がって終わりました。

それで、バンドが相当腕っこきで聴きごたえありました。
ギターのおじさんがめっちゃ器用で、ギターも各種、その上、チェロ(スカボロウフェアでは、例のカウンターメロディーを担当)、ケーナ(もちろんコンドルは飛んでゆく)、サックス(サイモンのソロのとき)と持ち替えて弾いているんです。
ベースのおじさんは、フレットレスベースがよくってねえ。「スリップ・スライディン・アウェイ」のときは、はっきり言ってベース中心で鑑賞しました。

どう見ても、サイモンは「まあ、付き合ってやろうか」的スタンスに最初は見えましたが、なんのことはない、けっこう楽しんでおりました。ポールは真のミュージシャンです。

ガーファンクルさんは、一生懸命に歌おうとしてました。それがよーくわかりました。

実は、私、ガーファンクルが出た映画を確かテレビで見て、最低な映画で(死姦するんだもん最低でしょう?)、大嫌いになって、今回も正直ちょっと引きずっていました。でも、その一生懸命さは(ミュージシャンとしてはどうよ?ながら、頑張れ!的な)感じたのです。

まあ、チケット代は高かったけど、一生に一度、生のふたりの歌を聴いたということで、満足です!

下記は名古屋のセットリストですが、私がメモしたのを見るとほぼ変わらない感じです。

1.旧友〜ブックエンドのテーマ/Old Friends ~ Bookends Theme
2.冬の散歩道/Hazy Shade of Winter
3.アイ・アム・ア・ロック/I Am a Rock
4.アメリカ/America
5.キャシーの歌/Kathy's Song →これは、ちょっと?
6.ヘイ・スクールガール/Hey Schoolgirl
7.ビーバッパ・ルーラ/Be Bop A Lula
8.スカボロー・フェア/Scarborough Fair
9.早く家へ帰りたい/Homeward Bound
映画「卒業」の映像がピックアップで映りつつ「フィーリングルービー」も
10.ミセス・ロビンソン/Mrs Robinson (includes Not Fade Away)
11.スリップ・スライディン・アウェイ/Slip Slidin' Away
12.コンドルは飛んで行く/El Condor Pasa

- - - Art Garfunkel solo - - -  →知りませんので、わかりません。
13.ブライト・アイズ/Bright Eyes
14.ハート・イン・ニューヨーク/A Heart in New York
15.パーフェクト・モーメント〜ナウ・アイ・レイ・ミー・ダウン・トゥ・スリープ/Perfect Moment ~ Now I Lay Me Down to Sleep

- - - Paul Simon solo - - -
16.ボーイ・イン・ザ・バブル/Boy in the Bubble
17.シューズにダイアモンド/Diamonds on the Soles of her
18.時の流れに/Still Crazy After All These Years

- - - - - - - - - - - - - - -
19.ニューヨークの少年/Only Living Boy in New York
20.マイ・リトル・タウン/My Little Town
21.明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water

- - - - - encore 1 - - - - -
22.サウンド・オブ・サイレンス/Sound of Silence
23.ボクサー/The Boxer

- - - - - encore 2 - - - - -
24.木の葉は緑/Leaves That Are Green
25.いとしのセシリア/Cecilia

コンサートのあと、カラオケで歌いまくって(アメリカが異様に難しくって歌えなかった)、海老重で、甘いボーカル、パクったのはこの曲です大会を堪能し、午前3時に帰宅。(そういえば、水曜日の朝、午前3時は歌いませんでした〜)
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by shes_inn | 2009-07-13 23:10 | ライヴ

女三人のシベリア鉄道 

読了。
紀行文って、面白い。この本は、シベリア鉄道に乗ってロシアを横断し、ヨーロッパへ。

森まゆみさんという人は、なかなか面白い経歴の人で、今や、堂々たる観光地の谷中近辺のタウン誌からスタートした方だ。
3人の子を産み育て、離婚もしている。
力強いなあ。

で、シベリア鉄道の旅の下地には、少しずつ時期は違うが、シベリア鉄道を使ってヨーロッパに旅した、与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子という文筆家を追う旅だ。
私は勉強不足でなんとなくしかこの3人を知らないが、森さんの手によって、彼女たちの姿が立体化して、興味深い。

いちいちこの女性たちがすごいんで、へえええ〜と感心する。
それぞれは、相当にわがままだし、けっしていい人でもない、まあ、林芙美子は庶民的なのでシンパシーはあるけど。それでも、夫公認で別の男性を追って恋のためにシベリア鉄道に乗っちゃっているわけで。まあ、よくもてる。

そんな、旅の理由はさておき、森さん自身の旅が(もちろんつい最近ですけど)なかなか楽しいのだ。一緒に旅するロシア人留学生や中国人留学生の若い(日本人じゃない)女性たちは、いい子たちで使える子たち。最後には、森さんの息子とちょろっと一緒になるが、申し訳ないけど、彼はそうも頼りない感じがしてしまう。

これを読んで、一番行きたいなあと思ったのは、バイカル湖、次がロシアのエカテンブルクのダーチャ。エカテンブルクというのは地名で、ダーチャというのは、ロシアの建物付き小農地。それが趣味とかじゃなくって実益のための農地。

生活の実態がなんか日本にいるとわからないことで、そこはとても面白い。
鉄道で出会った人たちや、そこここの食べ物や人、旅の醍醐味はそういうところだもんな。
風景もね。

こういう本を読むと、シベリア鉄道でなくてもいいから、海外に旅したくなります。ホント。
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by shes_inn | 2009-07-13 22:27 |

男たちの挽歌

かっこいい!

やっぱ、これはいい。

ジョン・ウーの香港映画はいいねえ。
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by shes_inn | 2009-07-08 23:32 | 映画

テレビで映画

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序 
タクシーNY

も観てました。

息子によると、
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 (映画で上映中)はめっちゃ面白いそうです。

序を観た私の感想「ようするに、幼児虐待的にへたれな子に無理をいい、そういう子に限って切れまくるのを上手いこと利用している」んだよね?
と聞いたら、まあそんなもん。と返事が来ました。いいのか?

私は大昔に、劇場版をテレビで見たことはあるんですが、なんだかどうも、ロボット?を人が操作するっていうのが基本的に良くわからない。ついでにガンダムもさっぱりわからない(というか、観ていないので)。

タクシーNYは面白かった。
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by shes_inn | 2009-07-07 23:50 | 映画