好奇心の発露


by shes_inn
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カテゴリ:本( 119 )

日本のピラティス指導の第一人者で、ピラティスの枠を越えて、活躍している石川英明さんのDVD付きボディケアの本が、間もなくでき上がります。
これは効くよー。

実際、石川さんと仕事でご一緒してから、めきめきカラダについていろいろわかってきて、すっきりとしてきたのですよ、私自身。
今度の本は、「石川英明の鍵盤奏者のためのボディケア」という本なのだけど、鍵盤弾かなくってもまったく問題なく、デスクワークの人に多い、肩こり、腰痛持ちには大推薦の本です。
難しいポーズなんかはないし、無理しなくていいのが一番の売り。
今年、私が担当する3冊目の単行本だけど、企画を出してからおよそ10カ月、道のりはいろいろあったけど、楽しかったよー。

実用書だから、趣味趣好に関係ないので、誰にでもお勧めです。6月20日頃に発売です。
ヤマハミュージックメディアより。ピンクの表紙よん。

いやー、山は越えたから、あと少し!
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by shes_inn | 2010-05-29 01:14 |

告白

文庫になったし、中島監督が映画にしたというので、実家に帰るのに本を忘れて読む本がなかったし、買って読む。途中からはとばしたけど。面白いというかさくさく読ませる。

だいたい私の趣味ではないのはわかっていた。
面白い一人語りの手法でのっけから狂った教師の告白。狂っているのは登場人物すべてなので、リアルなふりして、あり得ない感がむしろステレオタイプで読み方によれば笑えるだろう。

だけど薄気味悪すぎて、真面目なのかふざけてるのか判断しかねて、賛同できない。

こういったテーマで小説を書いて、面白いだけでいいのだろうか?

作者はまだ若いから、発想のとっかかりだけで勢いで書いたのかしら?

それとも、この短絡的な薄気味悪い人物像は、若いから知りうる子供たちやその親世代の現状なの?

本屋大賞になったのだから、後者なのかしら?

くわばらくわばら。
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by shes_inn | 2010-05-03 23:30 |

麦ふみクーツェ

再読しはじめた。やっぱ、これは大好きだ。
こうして再読を始めると、なかなか、さすがに、いやー、たいしたもんだと思うのだ。

再読するに値する、大好きな小説なのだ。
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by shes_inn | 2010-04-22 23:16 |
長編デビュー作までたどり着きました。
どうも、あと1冊『浮世絵の画家」というのがあって、それは飛ばしてしまったのだ。

探せたら探しましょ。

で、この作品は、正直私にはしっくりきません。
よくわからない。不条理の中に身を置いているらしいけど、人物像は結べるのだけれど、想い出の部分と現実が結ぶ交差点は垣間見られるのだけれど、肝心な線がぶつっと切れていて、それは、想像すればできなくはない書き方をしているのだけど、どうも要領を得ず終わってしまった。
そこら辺のストーリーはどうでもいいんだよな、きっと。

つまり、娘に自死された母と妹が、そこにいるというお話で、母が過去にかかわった少女が、娘に投影されているのだろうけど、そこら辺も悔恨が重なる仕掛けなんだろうけど、果たして、なぜ、母が日本を飛び出して、夫を捨ててイギリスにやってきたかは、書かれていないので、しかも原爆後の長崎を舞台にしたのも、何かを投影しているようで、ただ舞台装置にしかなっていない気もする。

「私を離さないで」からの旅、ここまで来たな。しかし、この本には残念ながらシンパシーは感じません。
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by shes_inn | 2010-04-21 00:16 |
カズオ・イシグロ遡りシリーズ

いよいよブッカー賞受賞の名作です。

逆読みしているからこそ、この名作は温かい。

しかし、淡々と一人称で重ねてゆく手法は、ここで確立されたのでしょうか。
最後の最後で、泣かされました。

私は、これはラブストーリーだと思いました。

父への尊敬、執事という宿命へのオマージュ。
そして、ミス・ケントンへの愛。

そこに静かにたたずむ品格への固執。

何がいけないというのでしょうか。アメリカ人の館の主へジョークの練習をしようと決意する最後。かわいい。

で、解説を読んで、ものすごい違和感を感じました。
丸谷才一さんは、申し訳ないけれど、お名前しか知りません。
そういう読み方をするのか!と突っ込み体制満々です。
違うでしょう?

だったら「私を離さないで」はできなかったでしょう?

逆読みをしたから、その意見には、断固として反対です。
偉そうに。
男がこんなに哀れ深く泣く小説を私は知らない。
ですか。わかっちゃないなあ。

ミス・ケントンの気持ちに気がつかなかったわけがないじゃないですか。
しかし、それに勝る執事と言う仕事への自負とタイミングってのがあったんですよ。
恋はタイミングです。
だいたい、最初から最後まで、ミス・ケントンありきの旅であり、小説じゃないですか。

その気持ちに触れ、どうして泣かない男がありましょう。
率直で思いの深い、しかしどこか屈曲している、変わらないミス・ケントンだからこそ、彼は心からただひとり、秘めたる愛を温めていたのではないでしょうか。その真情に触れ、しかも今は幸せな彼女に会い、どうして心が揺さぶられないはずがありましょうか。

なんか、とても温かいラブストーリーを読んだ読後感です。

さて、残るは、「遠い山並みの光」
それを読んだら、最新刊と行きましょうか。

って、キングはいつ読むんだよ! というひとり突っ込み。

首の痛み復活。それでもランニングは気持ちよい。走りたいのよ〜〜。
走りながら、治してやる。
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by shes_inn | 2010-04-14 22:25 |

あの路 いせひでこ

いせひでこさんの原画展に行って来た。
生まれて初めて本のサイン会でサインもいただいた。

東京駅オアゾの丸善も話には聞いていたが、初めて。

朝ランニングして、掃除して洗濯して、整骨院に行って、
すれすれで、会場に駆けつけると、満員の大盛況。
わりと年配の(人のことは言えない・・・)ご婦人が圧倒的に多い。
その中でも熱心な男性ファンもいる。

いせさんとテキストの山本けんぞうさん、そして、(この日の原画展と同時開催のカンボジア地雷原での写真展の)写真家・石井麻木さん(いせさんの娘さん)と柳田邦男さんという4人が登場。

柳田さんのご挨拶のあと、いせさんのお話。これがとても短い中で素敵な言葉がいっぱい。
「景色には感情が伴う」といった話、「あの路」の絵を描く際の白い絵への挑戦、キャンバスに水彩の話、そして、装幀家への信頼などなど、すべてがつながって作品ができ上がる軌跡(奇跡)をこうもうまくお話しされるのに驚いたのだ。
続く山本さんのお話は、心を打った。山本さんはNHKの特派員などされた優秀なジャーナリストだった方だが、カンボジア地雷原を綿畑にという取り組みなどをされている。この日は、「きみは金色の雨になる」という著書が、石井さんからいせさん、柳田さんにリレーされ、本となった逸話をあとで聞くことになるが、その本のテーマである弟さんとのことを話された。「あの路」の根底に流れる少年の傷みと再生のお話に、弟さんとのつながりがあったと気づいたという。弟さんが自死されたことをきっかけに、会社を辞めて現在の活動につながったのだと言う。
隣にいた石井麻木さんは、自分のコメントのときに、(山本さんの話に感動して)涙で言葉が出ない。とてもピュアな娘さんだ。そのピュアな視線は、写真が物語っていて、カンボジア地雷原で暮らす人たち、とくに子どもたちの明るく澄み切った笑顔は、彼女だから撮れたものだろう。

サイン会は、これまた大変ていねいなサイン会で、4人の方が並ばれた前に、サインをもらう人が椅子に座ってお話ししながらサインをいただく。私が96番目だったから、途中帰られた人もけっこういたが、大変な時間をかけて、素晴らしいと思う。
柳田さんは、最後に並ばれたが、「きみは金色の雨になる」では毛筆でていねいにコメントまで書いていただき、感激した。

その後、丸善を探検。あまりに面白くて、それにも驚いた。お金をあんまり持っていなかったのと、そのあとの飲み会もあって、衝動買いは抑えられたが、次は、そのつもりで出かけようと思った。
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by shes_inn | 2010-04-11 10:22 |
いせひでこさんという絵本作家をなぜ、つい最近まで知らなかったのか、なぞだが(そうか?)
東京新聞の我が街コラムでとてもいい文章を書かれていて、興味を持ったのだ。

で、たまたま手に取った月刊誌の「イラストレーション」の特集が彼女の特集だった。

紀ノ国屋に寄ったときに、絵本コーナーで彼女の絵本を見て、標記の本を買った。

これは、開いて飾っておこうと思う。

ところで、驚いたのが、柳田邦男さんとご結婚されているのだそうだ。再婚。
いろいろと驚くことが多いが、今、丸の内の丸善で展覧会を開いているらしい。
観に行きたいと思っている。

いせひでこ原画展
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by shes_inn | 2010-04-08 23:21 |

本買いまくり 病気です

ここのところ、毎日本屋に行って、買いまくっています。

今日は、新宿に打ち合わせで行った帰り、紀伊国屋へ

仕事用でとある詩集を1冊、
自分用でいせひでこさんの絵本を一冊。
東京新聞でここのところ連載コラムを書いておられ、おもしろいの。
しかも、イラストレーションという雑誌を昨日間違って買っちゃったんだけど、彼女の特集で、あらまあ、と。(買ってから気づくかなあ)

コラムが先なんて、不遜ですが、で、何冊かあるなかで、緩めな雲の絵本を買ってきました。すごくいい。

で、昨日は、「駅から5分」の2、3巻を。2巻は読み終わって、3巻の途中。
これも面白い!

で、昨日はもう一冊、森絵都さんの「屋久島ジュウソウ」。これもだいたい読み終わった。
しかし、この本は、突っ込みどころが満載で、むかつく部分も多々。
だいたい、宮之浦岳は登山愛好者の憧れですよ〜。私は、実際、天候不順であと少しまでのところで断念したんだよ〜。
だいたい、飛行機なんかであの島に行って、宮之浦に登るなんて間違っている。
船で島に向かい、あの、屏風のような、海から切り立つ山の姿を見て、震えるところから登ろうよ〜。びびったもんなあ。実際。
ガイドの人もちょっと変。未経験者ばかりなのを知っていて、ああいうルートを勧めるのかしら?普通・・・。って、優秀だから自信のなせる技?
初めての山行が、屋久島縦走で、避難小屋泊まりなんて、絶対に普通はありえないし。
本にする仕事だから実現した山行です。あー、私、毒があるなあ。

それでも、皆さん、本当にたいしたもんです。登ってこられたのですから。素晴らしい。
それが、「仕事」で鍛え、「仕事」だから耐えた底力ってもんでしょう。

読んでて思ったんですけど、泊まった小屋は避難小屋です。つまり、普通に健全なお金を払って泊まる管理の行き届いた山小屋ではありません。あくまで避難小屋。だいたい山に行って避難小屋に泊まることってめったないんですよ、いまどき。
あれで、山小屋批判は違うよなあ。近年の山小屋は(超満員の富士山を除き)けっこう居住環境良いです。8000円払うしね。
私が行った当時は、まだ山小屋が、小杉谷山荘ってのがあったのですがね。っていつのことだよ!古すぎますね。高塚小屋にも泊まりました。ブロック作りのほんとうに避難小屋でした。あれは建て替えたよなあ、きっと。

しかし、縄文杉は大きかったです。まだ、垣根もなかったので、てのひらで樹のぬくもりを感じることができ、抱きつくこともできました。ウィルソン株も何度も入ったり出たりしました。
杉もそうなのですが、屋久島の素晴らしさは、川です。すごいです。あの川は。
どしゃぶりにもあったし、地元の人が行く温泉(混浴にほぼ近し)にも入ったし。地元の人とお話もしたし。

屋久島良かったなあ。懐かしく読みました。また、行きたい。というか、宮之浦岳に登りたい。

うらやましい。

やっぱ、むかつく!
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by shes_inn | 2010-04-03 00:11 |

のだめカンタービレ

最終回まで、読み終わりました。

音楽漫画として音楽の音楽たるところをしっかり描いてくれていたし、大笑いできるようなギャグセンスも秀逸で、のだめのはちゃめちゃキャラと、真一さまのオレ様キャラも愛すべき作品でした。

映画の前編も見ていないので、こりゃいかんなです。

いずれ見ましょう。劇場で見たかったけどなあ。音楽聴きたかった。ピアノはランランだって言うし。

このお正月は、忙しくって、映画は今年に入ってあまり見ていないのですね。ランニングというのも乱入しているし。
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by shes_inn | 2010-03-28 22:20 |

街の灯 北村薫

北村さんが直木賞を取った、ベッキーさんとお嬢さんシリーズの第1作だそうで、読んでみました。

時代設定がたいへん興味深い。こういう時代を選んだ北村さんの勝利ですね。

ベッキーさんは、この先、まだ隠れらエピソードがありそうだし、お嬢ちゃんの探偵ぶりもなかなかだし、おじさんやまるでドラえもんののび太君が大学生になったような、お兄さんのとぼけた感じもいいですね。

ミステリー仕立てだから、私の好みの小説ではないので、そんなところですが、佐野さんが好きだったんだよなあ。お彼岸に佐野さんとお話をした感じの楽しい読書の時間でした。
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by shes_inn | 2010-03-28 22:15 |