エディット・ピアフ 愛の讃歌
2008年 10月 19日
この映画は見たかったのだけれど、結局映画館で見られなくて、DVDで。
主演のマリオン・コティアールが素晴らしい。
唯一無二、希有の存在のエディット・ピアフをどんだけ自分の体に入れて演じたのだろう。47歳で亡くなったのだけれど、薬でやられた体は、老人そのもので、見ていて映画なのに、辛くて仕方がなかった。
母に捨てられた幼児時代、祖母の娼館で、ある娼婦に溺愛されたこと、父に引き取られてサーカスで辛い目にあったこと。サーカスを飛び出した父とともに大道芸をし、道で歌った少女時代。
素晴らしい歌声がその少女時代からであり、その奇跡を映像でしっかり見せる手腕がすごい。
中盤の、心から愛し尽くしたボクサー・マルセルとの最初のデートから、幻のキス、キス、キス・・・。人生で最高のときは、悪夢という運命で終わりを告げる。
監督は、オリヴィエ・ダアン。しっかりと描くのはフランス映画の伝統か。
終盤、素晴らしいシーンがたて続けに映し出され、時代が交錯する構成がそこで収束される。
これだけ素晴らしいエンディングの作品は、ここのところ見ていないように思う。
しかし、惜しいなあ。40代で亡くなるなんて、シャンソンの歌い手として、惜しすぎる。
薬は怖い。そのシーンは、まるでホラーである。
主演のマリオン・コティアールが素晴らしい。
唯一無二、希有の存在のエディット・ピアフをどんだけ自分の体に入れて演じたのだろう。47歳で亡くなったのだけれど、薬でやられた体は、老人そのもので、見ていて映画なのに、辛くて仕方がなかった。
母に捨てられた幼児時代、祖母の娼館で、ある娼婦に溺愛されたこと、父に引き取られてサーカスで辛い目にあったこと。サーカスを飛び出した父とともに大道芸をし、道で歌った少女時代。
素晴らしい歌声がその少女時代からであり、その奇跡を映像でしっかり見せる手腕がすごい。
中盤の、心から愛し尽くしたボクサー・マルセルとの最初のデートから、幻のキス、キス、キス・・・。人生で最高のときは、悪夢という運命で終わりを告げる。
監督は、オリヴィエ・ダアン。しっかりと描くのはフランス映画の伝統か。
終盤、素晴らしいシーンがたて続けに映し出され、時代が交錯する構成がそこで収束される。
これだけ素晴らしいエンディングの作品は、ここのところ見ていないように思う。
しかし、惜しいなあ。40代で亡くなるなんて、シャンソンの歌い手として、惜しすぎる。
薬は怖い。そのシーンは、まるでホラーである。
by shes_inn
| 2008-10-19 22:24
| 映画