ホルモー六景/万城目学
2008年 02月 04日
万城目の爆笑小説の続編。というか、外伝かしらね。で、読者としては爆笑を期待する訳。でもちょっと様子が違う。そう、今回はテーマが恋。
しかし、表紙は許す?として、扉絵も漫画だ。ちょっとこういうの困るんだよねえ。
なんか、子ども向けというか、若者に受けようという気持ちからだと思うんだけど、どうなの?
昔、私の大好きな新井素子の「絶句」っていう小説があってね、これが漫画だったのよ、表紙が。吾妻ひでおのね。ライオンの挿絵がねえ、まあいいんです。あれはあれで。でも、知らない人が見ると漫画だと思うんだよね。
「ああ、あの漫画ね」って。違うのよー、上下巻分厚い小説ですよ、しかも相当面白い。
ま、いいんだけど。
で、今回は、爆笑を期待していたから様子が違ってスタートダッシュはかからなかった。なんとなく、買った勢いからすると、乗り遅れてだらだら読み始めました。でも、けっこう読んでみれば面白かった。笑えるところは少なかったけれど。
最後の「長持ちの恋」なんざ、すっかり泣かされてしまいました。ああ、純愛!
六景それぞれ持ち味が違うので、万城目の好きなものを教えてもらった気がする。
そういう意味でも興味深い。爆笑ものは、「丸の内サミット」かしら。これは電車で読んでて、むふふと変な人になっていたと思います。6編が時期も人もそれぞれで、順番はあんまり関係なさそうですよ。あ、でも、一応順番に読んだほうがいいかな。
ともあれ、「鴨川ホルモー」を読んでからでないとどうにもならない本です。ここから読んだら、ただただ意味わかんないだけよ。
楽しゅうございました。
しかし、表紙は許す?として、扉絵も漫画だ。ちょっとこういうの困るんだよねえ。
なんか、子ども向けというか、若者に受けようという気持ちからだと思うんだけど、どうなの?
昔、私の大好きな新井素子の「絶句」っていう小説があってね、これが漫画だったのよ、表紙が。吾妻ひでおのね。ライオンの挿絵がねえ、まあいいんです。あれはあれで。でも、知らない人が見ると漫画だと思うんだよね。
「ああ、あの漫画ね」って。違うのよー、上下巻分厚い小説ですよ、しかも相当面白い。
ま、いいんだけど。
で、今回は、爆笑を期待していたから様子が違ってスタートダッシュはかからなかった。なんとなく、買った勢いからすると、乗り遅れてだらだら読み始めました。でも、けっこう読んでみれば面白かった。笑えるところは少なかったけれど。
最後の「長持ちの恋」なんざ、すっかり泣かされてしまいました。ああ、純愛!
六景それぞれ持ち味が違うので、万城目の好きなものを教えてもらった気がする。
そういう意味でも興味深い。爆笑ものは、「丸の内サミット」かしら。これは電車で読んでて、むふふと変な人になっていたと思います。6編が時期も人もそれぞれで、順番はあんまり関係なさそうですよ。あ、でも、一応順番に読んだほうがいいかな。
ともあれ、「鴨川ホルモー」を読んでからでないとどうにもならない本です。ここから読んだら、ただただ意味わかんないだけよ。
楽しゅうございました。
by shes_inn
| 2008-02-04 23:31
| 本