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好奇心の発露


by shes_inn
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悲しくて

やはり、ローランドは少年だった・・・。
なんだか、スーザンが健気でねえ。切なくて・・・。
奴の「暗黒の塔」への尋常ならざる思いも、ここからなのだ。

ところで、昨日知り合いのライターさんからの情報で、その人のことは知っていたけれど、私の中で無視していた人が、相変わらずお元気なことを聞いた。
いわゆる、女性が仕事で成功するために、社会や家庭で犠牲になるのが許せないタイプの人だ。
犠牲・・・・う〜〜〜ん、こういった言い方すると、真っ向から反論されそうだけど、今日、フジテレビで槇原敬之と美輪さんの対談を見て、「ヨイトマケのうた」を聞いたからには、正直、彼女の生き方が素敵には映らない。
彼女は、16年間パートナーとして戸籍上2度結婚、離婚している男性に別れを突然告げられ、それに関して慰謝料を請求、最高裁まで戦って敗訴した。それは、彼女にとって実益を得たくて行った訴訟ではなく、たぶん、男女の社会的関係を世に問ういい機会として行った訴訟のようでもある(そうかなあ? 単なるプライド踏みにじられた腹いせじゃない? という見方が大勢だけど、結果的には前者として話題になったらしい)。彼女は2人の子ども(2回目の出産で産んだのは双子だったので3人、ひとりは出産後亡くなった)を産み、育てないで仕事を選んだ人だ(すごいよ。長女を育てたのは1カ月。長男に至っては退院後忌まわしい出産を忘れたくて以後会っていない。その子はなんと、乳児院〜養護施設である程度大きくなるまで育っている!)。育てないことを条件に子どもを産んでいる。
そうして生きてきたから今の大学教授の地位があり、仕事の成功があるという。
いろんな人がいるよね。長女のときには母乳を絞っては冷凍して冷凍庫がいっぱいになったらクール宅急便で育てているパートナーの母親の元に送っていたとのこと。う〜〜〜ん。
私たちの世代は確かに仕事に恵まれるためには甘いこと言ってられない世代だったかもしれないけど、けっこう甘いこと言って今までやってこられた自分がいるし・・・。私はあきらめがいいので、自分のそのときの状況で、自分が大切なことを優先してきて、そこはきっと彼女と一緒なのだろう。でもね、大切なことが違うんだね。彼女は家族(血を分けた子ども)を切り捨て、仕事をとったと言うこと。それを堂々と自分でサイトを立ち上げて、公開している。すごい。あまりのあり得なさに絶句だけど、興味深いことは確か。
仕事ってなに? 私に言わせれば、子育てのほうがどれだけクリエイティブなことか! 子どもに恵まれ、育てることができるのは、どれだけ幸せなことか!
世の中は不思議なことがいっぱいあります。私は少し、人間不信感じました。すぐに落ち込むなあ、自分。
でも、立ち直るのも早いのよ。スーザンの過酷さに比すれば、汝まだまだ。
そこが強み。
by shes_inn | 2006-03-04 01:00 |