好奇心の発露


by shes_inn
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生きていくって 

夕べからなんとか、うとうとしながらエキシビションを鑑賞。
DVDに録っているので、見ているんだか見ていないんだか。それでも村主さんのときには目が覚めた。この人の個性、今後はどっちに行くのか、見届けたい気がした。
アイスダンスもペアもいいよねえ。
荒川さんの演技はいやー、素敵。なんだか彼女は5歳でスケート靴を履いてから、小学3年生で3回転ができちゃって。つまりは、24歳といっても一線で15年ってことでしょ? そう考えてみれば、この形になるまでの紆余曲折、年月がここまでの演技の支えになっているわけだ。ずっとずっと生き続けてやってきたからの結果だものね。
それと、プルシェンコ。何者でしょう?あの人は。ヴァイオリンとの氷上のコラボレーション、現場にいた人たちは本当に幸せだ。
アナウンサーは「すごい」しか言えなくて、プロとしてはどうよ?と感じたけど、解説の方のクレバーで重みのある言葉がよかったですねえ。アナウンサーの男性は、それでもね、感性があって自分の感動を伝える言葉が見つけられないのは?だけど、その感じる気持ちが素直にあるから、まあ、見ていてそれは伝わったと思うし、これで余分な美辞麗句を並べても(古館調でさ)げんなりでしょう。いやー、エキシビション素晴らしかった。

昼まで寝ていて、お昼は息子がオムライスを作ってくれたので食べて、昼過ぎから3chで女性のうつETV特集(再放送)見て、考えさせられた。
あのね、こないだ実家から帰るときにもそういう話になったの。
つらい時期をどう越えてきたかって。私は能天気で、ハイテンションで、好奇心強くて、頑張り屋で根性もあるほう? と、言ってしまえばうざい奴で、自我に目覚めるのが遅いお子様気質なのだけど。こんな私も、出産後はうつ傾向になった。
母が病気して、生活ががらっと変化して、実は母自身が更年期もかぶって一番つらかったんだろうけど、そんなの理解できなかった若げの至り。出産で実家に帰ったときも、普段家にいられない分、家事をこなそうとちょっと頑張りすぎた。母はのんきにしてたけどね。少し早く出産したので(お医者様曰く「ぴょんぴょん症候群」だって)、息子は小さくて、なかなかミルクも飲まないし、すごく私は神経質になった。退院後割とすぐに息子は熱を出したけど(黄疸気味だったのかな)、それも私の神経質が原因だったのかもしれない。母のことも気にしながら、睡眠もなかなか取れず、とにかくピリピリした。母は、「神経質になったねえ。そんなふうに育てた覚えはないのに・・・」なあんて、言って心配もしたけど基本的にのんきだし。夫は地方の仕事が多くて、出産してから息子と初対面も2週間ぐらいたってからだった。自覚なし(笑)。父親は孫がかわいくてしかたないけど、面倒は見るまで行かないし。そんなこんなでいたけれど、慣れることと、母が穏やかでいてくれたおかげで、少しずつ気分が晴れていったから、今となると助かった。あとは、息子のまなざし。私に全信頼を寄せるような目が「よし、任せろ」という気分にさせてくれたのだ。
その後も東京に戻って、私はひとりで頑張っているって、気持ちが強かったなあ。夫はあてにできないし。でもさあ、まあ、今もそうだけど、夫の徹底的なマイペースってのは、ある意味私みたいなのには、緩和剤になっているのかもしれないよねえ。一緒にバタバタとされていたら、それもストレスだ。
で、仕事は会社の人も協力的で、保育園でも先生や仲間に助けてもらって、育児と主婦と仕事を頑張って。もう、けっこう思いこみが激しいタイプで、子どもが生まれてから洗剤から石鹸に家中切り替え、毎朝、麦茶をわかして、市販のソフトドリンクは滅多に飲まない、添加物は極力排除、みたいな生活になったわけ。これはどうしようもない。環境について考えたりとかすると、そっちに走ってしまう。そういう部分、まじめな性格なんだ。でも、それだけだと、破綻しちゃうので、友達を頼り、好きなことはできるだけしようと遊び、掃除などは手抜きですませ、やってきた。
でもストレスや精神的な疲れはたまるもの。
そこで、私は、読書に助けられた気がしている。まず、田辺聖子の恋愛小説を読みまくった。お聖さんの恋愛ものはけっして甘さとかそういうのよりは、情の世界が心の糧になった。戦時中に育ち、思春期に敗戦を迎え、国の挫折と何を信じたらいいのかというアイデンティティの崩壊といったところからやってこられたお聖さんの小説は、情で支え合いながら生きてゆく庶民の強さを教えてもらい、自分以外の人がけして表面ではわからない「つらさ」「かなしさ」「おかしさ」「つよさ」を抱えて生きていることを教えてもらった。
そのあと、海外物のスパイ小説、フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズやクィネル、スティーヴン・キング、ジェームズ・エルロイなどなど。恐怖や暗黒犯罪小説、アメリカ、ソ連、モサドが暗躍するスパイの世界が、私のストレスの発散になったんじゃないのだろうか、と思う。エンターテインメントはだから大事なのだ。世界にはいろいろなことが起きていて、本当に悪い奴もいっぱいいて、ものすごく残酷な出来事も多い。でも、人間の中にある正義は、間違いなく存在し、信じるに足る人間の愛は存在すると。
友人が本当に一緒になって、よく遊んでくれたのも、大きい。
好奇心を持っていられるのも、そんなことからかなあ。面白いことは、まだまだあるものね。
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by shes_inn | 2006-02-25 17:37 | あれこれ