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好奇心の発露


by shes_inn
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キングコング

行ってきました。ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』好きです。本気で。
で、彼の映画人への入り口になったという『キングコング』のリメイク。
すごいです。前半のさまざまな危険なシーン。かいくぐる、かいくぐる。あれは生還が基本的に無理です。あれで生きているのは意味がわかりません。それくらいすごい。走る走る、キャスト全員走ります。無理、無理あんな足場で走れないって。
ヒロイン走ります。無理無理無理だって。いくらなんでも。
虫も何もかも大きくて、無理です。あんなのに勝てません。
いやー、怖かったですよー。だいたい昔、ジュラシックパークを映画館に観に行って、怖くてトイレに行ったのは私ですよー、キャー。でも、ワクワクでした。不思議ですねえ。映画だっていうのがとても最初のシーンからあふれていて、映画を楽しめたんですよ。う〜〜〜ん、不思議。
つまり、映画なんですね。あくまでも。その精神が最初から貫かれているのが、この映画の良さだと思います。
要するに、観客が準備できるようにできているんです。それは、人物の描写がわかりやすかったこと、こういう人だからこうなんだって言うのが、監督の独善によっていなくて、説明されているから、映画の世界に入り込めるのじゃないのかと思いました。説明は、この映画の場合必要なんですね。じゃないと、なんだかバカバカしいばかりなのです。これを観ている側で感じ取れるから、面白くなるんですね。そういう意味では、素直に観るがままに観ている人には面白くても、どこか醒めて見ている人にはバカバカしいかも。
泣きました。人間の卑小さに。
by shes_inn | 2006-01-09 19:57 | 映画