好奇心の発露


by shes_inn
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鋼の錬金術師

きちんと語っておこうではないか。

鋼の錬金術師

対価交換の原則のもと、幼い兄弟が亡き母をよみがえらせたい一心で、錬金術を使う。
しかし、人間の命の再生は、いわば、禁忌行為であり、その対価交換は大きなものなのだ。

だって、運命は変えようとして変えられるものではなく、だからこそ、運命なのだ。

しかし、兄弟は健気に生きる。それもまた運命。

たかだか漫画と侮るなかれ。
その持って行き方が素晴らしいと感じたのだ。

つまり、わからなくていいという進み方だ。

これは、ある意味、何かを何かの物語を語る上で、禁忌ではなかったのか?

わからなくていいというスタンスで、ガンガン進むそのストーリーに、子どもたちはただただついて行く。私もやっぱりついて行く。

そして、それはいつか血となり肉となり、記憶となり染み入って行き、その世界観を自分のものとできると言う素晴らしい展開方法を、ハガレンは生み出していると言っていいと思う。

それは、ある意味、最初から長編で行くぞという覚悟があり、それを力技で持って行ける準備があったわけだ。

北海道の酪農農家で、彼女はどんだけ悶々と自分の世界を形作って行ったのだろうか。
デビュー作だよ、これ。

あり得ん。

しかし、途中で原作者が女子であったことを息子に教えられ、というか、知らなかったの?的な。
いやー、そうだよね、じゃなけりゃ書けないよね、WCのスリッパをはいた師匠。

と偉そうなことを言っているが、正直、1回しか通して読んでいないので、私がそう多くは語れないのだが、つまり、わからなくても突き進み、次第にどうだと展開するそのストーリーテイリングの力技に、惚れ尽くしているのだな。

それと、今回アニメを見ていて思ったんだけど、漫画のスミまで読めてねえな、自分。
アニメで気づかされること多かったもの。というか、意味がわかったことが多い。
情けないぞ、自分。

この果てしなくも素晴らしいお話は、一生読み続けていたいくらいのものだ。

いやー、アニメであんなにリアルタイムで泣けたのは、久しぶりよ。

あと2回でアニメは最終回。月刊少年ガンガンは漫画の最終回だったわけだけど、完売ですごいことになっているのだ。したがって、次号で最終回を再掲載するらしい。そんな話聞いたことがない。
買っちゃおうかしら。だって、だってだって。

この素晴らしいストーリーの最終回がやはり、記録と記憶と両方に残すべきではないかと思ってきたからだ。

荒川弘 素晴らしい。
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by shes_inn | 2010-06-22 22:40 | あれこれ