好奇心の発露


by shes_inn
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遠い山並みの光 カズオ・イシグロ

長編デビュー作までたどり着きました。
どうも、あと1冊『浮世絵の画家」というのがあって、それは飛ばしてしまったのだ。

探せたら探しましょ。

で、この作品は、正直私にはしっくりきません。
よくわからない。不条理の中に身を置いているらしいけど、人物像は結べるのだけれど、想い出の部分と現実が結ぶ交差点は垣間見られるのだけれど、肝心な線がぶつっと切れていて、それは、想像すればできなくはない書き方をしているのだけど、どうも要領を得ず終わってしまった。
そこら辺のストーリーはどうでもいいんだよな、きっと。

つまり、娘に自死された母と妹が、そこにいるというお話で、母が過去にかかわった少女が、娘に投影されているのだろうけど、そこら辺も悔恨が重なる仕掛けなんだろうけど、果たして、なぜ、母が日本を飛び出して、夫を捨ててイギリスにやってきたかは、書かれていないので、しかも原爆後の長崎を舞台にしたのも、何かを投影しているようで、ただ舞台装置にしかなっていない気もする。

「私を離さないで」からの旅、ここまで来たな。しかし、この本には残念ながらシンパシーは感じません。
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by shes_inn | 2010-04-21 00:16 |