好奇心の発露


by shes_inn
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

あの路 いせひでこ

いせひでこさんの原画展に行って来た。
生まれて初めて本のサイン会でサインもいただいた。

東京駅オアゾの丸善も話には聞いていたが、初めて。

朝ランニングして、掃除して洗濯して、整骨院に行って、
すれすれで、会場に駆けつけると、満員の大盛況。
わりと年配の(人のことは言えない・・・)ご婦人が圧倒的に多い。
その中でも熱心な男性ファンもいる。

いせさんとテキストの山本けんぞうさん、そして、(この日の原画展と同時開催のカンボジア地雷原での写真展の)写真家・石井麻木さん(いせさんの娘さん)と柳田邦男さんという4人が登場。

柳田さんのご挨拶のあと、いせさんのお話。これがとても短い中で素敵な言葉がいっぱい。
「景色には感情が伴う」といった話、「あの路」の絵を描く際の白い絵への挑戦、キャンバスに水彩の話、そして、装幀家への信頼などなど、すべてがつながって作品ができ上がる軌跡(奇跡)をこうもうまくお話しされるのに驚いたのだ。
続く山本さんのお話は、心を打った。山本さんはNHKの特派員などされた優秀なジャーナリストだった方だが、カンボジア地雷原を綿畑にという取り組みなどをされている。この日は、「きみは金色の雨になる」という著書が、石井さんからいせさん、柳田さんにリレーされ、本となった逸話をあとで聞くことになるが、その本のテーマである弟さんとのことを話された。「あの路」の根底に流れる少年の傷みと再生のお話に、弟さんとのつながりがあったと気づいたという。弟さんが自死されたことをきっかけに、会社を辞めて現在の活動につながったのだと言う。
隣にいた石井麻木さんは、自分のコメントのときに、(山本さんの話に感動して)涙で言葉が出ない。とてもピュアな娘さんだ。そのピュアな視線は、写真が物語っていて、カンボジア地雷原で暮らす人たち、とくに子どもたちの明るく澄み切った笑顔は、彼女だから撮れたものだろう。

サイン会は、これまた大変ていねいなサイン会で、4人の方が並ばれた前に、サインをもらう人が椅子に座ってお話ししながらサインをいただく。私が96番目だったから、途中帰られた人もけっこういたが、大変な時間をかけて、素晴らしいと思う。
柳田さんは、最後に並ばれたが、「きみは金色の雨になる」では毛筆でていねいにコメントまで書いていただき、感激した。

その後、丸善を探検。あまりに面白くて、それにも驚いた。お金をあんまり持っていなかったのと、そのあとの飲み会もあって、衝動買いは抑えられたが、次は、そのつもりで出かけようと思った。
[PR]
by shes_inn | 2010-04-11 10:22 |